セキひふ科クリニック(関 太輔)

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梅干しで夏バテ対策

 学会や講演会などで各地のホテルに宿泊することがありますが、和歌山のホテルを利用させて頂いた時の朝食会場は印象的でした。ビュフェスタイルのレストランの一角に設けられた梅干しコーナーには、「梅の大きさ」「塩分濃度」「漬け方」などの違いで、約20種類の梅干しが並べられていました。さすがに梅の産地だけのことはあると感動しました。
 梅干しの効用で、最も知られているのが疲労回復やスタミナ保持です。イタリアのスポーツ紙は、インテル・ミラノで活躍中の長友選手の驚異的体力の源は梅干しにあるのではないかと報じたほどです。経口摂取された食べ物は腸から吸収され、分解や代謝を受けながらエネルギーを産生します。この一連のサイクルが円滑に進まないと、栄養物の不完全燃焼が起こり、血液中に乳酸が蓄積し、生命活動が衰え、慢性疲労に陥ってしまいます。このサイクルを円滑に進めていくのがクエン酸です。梅干しを毎日食べていると、梅干しに含まれているクエン酸によって代謝が促進され、疲労回復を早め、疲れにくい身体を維持することができます。
 クエン酸は、梅に元々含まれている有機酸の主成分です。昔ながらの梅干しは二度漬けをしないため、梅の成分がそのまま含まれているので、クエン酸がたっぷり含まれています。一方、食べやすくハチミツやカツオなどの風味を加えた「調味梅干し」は、塩漬けにした梅干しの塩分を一度洗い流したのち、調味した液にもう一度漬け込む「二度漬け」という加工が行われています。その際、塩分とともに梅の大切な成分であるクエン酸もかなり抜け落ちてしまいます。
 好みの問題ですが、夏バテ対策のためには、クエン酸たっぷりの昔ながらの梅干しがお勧めです。



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