セキひふ科クリニック(関 太輔)

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梅干しとピロリ菌


 胃の中は胃酸が分泌されるため酸性度が非常に高く、一般の細菌は棲息できないのですが、ヘリコバクター・ピロリ(以下ピロリ 菌)という菌は、胃粘膜の中の尿素からアルカリ性のアンモニアを作り、胃酸を中和して自分の身を守る特殊なシステムを用いて胃の中に生息することができま す。ピロリ菌は、胃炎や十二指腸潰瘍の原因として知られています。また、ピロリ菌が関与している胃癌も報告されています。ピロリ菌の感染が確認されると、 一般的には胃酸の分泌を抑える薬や、抗生物質を用いて除菌治療を行います。
 和歌山県立医科大学の宇都宮先生らの研究グループは、梅干しに含まれ るシリンガレシノール(梅リグナン)という成分がピロリ菌の活動を抑制することを明らかにしました。また、梅を毎日食べる習慣がある和歌山県の南部町の住 民は、胃癌の発生率が少ないという結果も出ています。
 梅リグナンはポリフェノールの一種で、梅干し1個にでもピロリ菌の殺菌効果が十分に期待で きる量が含まれているとのことです。当然のことながら抗生物質のような副作用はありません。梅干しはもちろんのこと、梅を漬ける時に出る梅酢にも含まれて います。梅干しを食べるのに飽きた時は、梅酢を用いた料理で摂取する方法もあります。梅酢をかけたサラダや焼き肉はさっぱりしてお勧めです。



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